今回は、ヴェゼルを車中泊で使用する時の快適なベッドの作り方を紹介します。
簡単な加工で床面の凹凸や高さの違いを無くして快適な睡眠環境を作り、なおかつ取り外しも簡単なベッドの作り方を紹介します。
今回はヴェゼルでの紹介になりますが、ある程度内装の寸法が近い車両であれば同じような使い方ができると思うので、参考にしてみてください。
この記事を書いた人
- 愛車はホンダのヴェゼル
- 車中泊歴は5年以上
- 各地のB級グルメを食べ歩くのが趣味
目次
ヴェゼルで快適な車中泊をするためのベッドの作り方
では早速ベッドの作り方について説明していきます。
今回用意するものは、三つ折りタイプの縦195㎝×横97~100㎝×厚さ10㎝のシングルベッドタイプの家庭用ベッドマットです。
携帯用のものではなく、家庭用のベッドマットを使うのが今回のポイントです。
家庭用のもののほうがやはり寝心地が良く、さらに厚さが10㎝あるタイプを使用することで床の硬さや凹凸を全く感じない快適な睡眠環境を作ることができます。
こちらに簡単な加工を加えることで、ヴェゼル用のベッドを作っていきます。
ヴェゼル車内の寸法の確認
まずはベッド加工のために、ヴェゼル車内の寸法を確認しておきます。
(※今回の車は2019年モデルです。年式が違うモデルの場合は若干寸法が変わるのでご了承ください)
車内の寸法はおおよそ下図のような感じで、
横は最も狭い部分が約100㎝、縦は最後部から最も前に出した助手席の位置までが約180㎝、運転時のポジションの運転席とアームレストの部分は少し出るような形になるので、この部分の縦の長さが少し短くなります。
このように、横幅が100㎝とちょうどシングルベッドサイズが収まる仕様になっているのがポイント。
このおかげで横幅には手をかける必要なくジャストサイズで市販の家庭用ベッドマットが使えます。
縦方向は、ベッドマットの元のサイズでははみ出してしまうので、この部分を加工していきます。
ベッドマットの加工方法
では長さの調整が必要な縦方向の長さの加工をしていきます。
まずマットの最大長さが180㎝になるように、マットの中身のスポンジを切ります。
(※切るのはスポンジなので、カッターナイフや包丁で簡単に切れます。)
今回使用するものは、縦195cm×横97㎝の三つ折りタイプのマットなので、3分割されたマットのスポンジを一つ取り出して加工します。
一つのスポンジの寸法は、縦65㎝×横97㎝。
これが3つ合わさって縦195㎝になっているので、まず縦の長さを180㎝にするために15㎝カットして縦の長さを50㎝にします。
次に、アームレストと運転席側の張り出した部分に合わせて、スポンジの右側から横に57㎝、縦に24㎝カットします。
これでベッドマットの加工は完成です。
ベッドマットの設置方法
ベッドマットの設置は、寸法は合わせているので車内に広げるだけでOKですが、2点ほどポイントがあるので説明します。
助手席後ろの隙間を埋める
後部座席を前に倒して助手席を最大まで前に移動すると、助手席の後ろに空間ができます。
そこにマットを敷くとさすがに重さが乗ると落ちてしまうので、この空間を穴埋めします。
使用するのはこちら。
車用のスペースクッションです。
既製品でサイズもぴったりなので、こちらを使用します。
ピッタリ収まります。
空気で膨らますタイプなので、使用しない時は小さく収納できるのでその点でも使い勝手が良いです。
トランク部分の高さ調整
次にトランク部分と後部座席部分の高さの違いを調整します。
この部分についてはヴェゼルの仕様(ハイブリッドorガソリン車、2WDor4WD)の違いによって高さの違いが変わるようなので、必要であれば調整するといった感じになります。
私の車(2WD、ガソリン車)の場合は、後部座席に比べてトランク側が3~4cm低くなっているので、そこに床マットを何枚か重ねて調整しています。
床面の多少の凹凸ならベッドマットの厚みでカバーできますが、広範囲で3㎝くらい低いと結構ベッドマットも沈んでしまい寝心地が悪くなるので、この部分については必要に応じて高さをしっかり調整した方が良いです。
高ささえ合えば、材質は多少硬くてもマットの厚みで全く問題なくなるので、すのこのようなものなどでも良いです。
ベッドマットを設置した状態
完成したベッドマットを設置した状態がこちらです。
綺麗にベッドマットが収まります。
最大長を180㎝とれているので、身長170cmくらいなら真っ直ぐ脚を伸ばして寝ることができ、それ以上の身長でも少し斜めに寝れば十分に脚を伸ばして寝ることができます。
厚みが10㎝あるマットのおかげで床の硬さや凹凸は全く感じず、腰が痛くなることも無く快適に睡眠できます。
寝返りをうてる幅がしっかりあるのもポイントです。
マット自体の重さも軽く、取り外しも持ち出すだけなので簡単です。
車を普段の生活用と車中泊用で両用しているという方には、入れ替えも簡単にできるので特におすすめです。
今回使った製品
ベッドマット
今回使用したベッドマットはこちらです。
三つ折りタイプのベッドマットなので、加工や持ち運びも容易です。
硬さは好みで選んでよいと思いますが、厚さは床の硬さや凹凸を解消するために10㎝くらいあるものが良いです。
スペースクッション
今回使用したスペースクッションはこちらです。
ジャストサイズなのでとてもおすすめです。
床マット
今回使用した床マットはこちらです。
マットを敷く範囲や高さの調整も容易にできるので、ジョイントタイプがおすすめです。
まとめ
今回は、ヴェゼルを車中泊で使用する時の快適なベッドの作り方を紹介しました。
今回紹介した方法は、市販の商品を使って簡単な加工で快適な睡眠環境が作れるので、DIYが苦手という方にもとてもおすすめです。
車中泊を成功させるためには、その日の疲れをしっかり癒す快適な睡眠環境は必須です。
今の車の睡眠環境に納得していないという方は是非試してみてください!
この記事が、皆様の車中泊旅のお役に少しでも立てていれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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